星光PMC:今期13年3月期第3四半期連結業績は減収ながら大幅増益

2013年2月5日 07:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■大幅増益の要因はコストの削減、合理化等の効果による

  製紙用薬品の星光PMC <4963> は4日、今期13年3月期第3四半期連結業績を発表した。

  売上高160億80百万円(前年同期比7.4%減)、営業利益8億80百万円(同21.3%増)、経常利益9億30百万円(同22.8%増)、純利益5億72百万円(同34.5%増)と減収ながら大幅増益となった。

  同社グループの業績に影響を与える製紙業界の今第3四半期連結累計期間の紙・板紙の国内生産は1,940万トンと前年同期比3%の減少であった。また、印刷インキの国内生産も27万7000トンと前年同期比2%の減少となっている。

  そのような状況下、同社グループは、国内市場、中国市場への差別化商品の売上増加に努めたが、製紙用薬品事業の売上高は114億60百万円(同6.1%減)、営業利益6億84百万円(同34.8%増)となった。減収にもかかわらず、大幅増益となったのは、コストの削減、合理化等の効果による。

  一方、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業は、売上高46億20百万円(同10.6%減)、営業利益1億96百万円(同10.2%減)と2ケタの減収減益。

  今後同社が最も注目を浴びるであろう事業は、製紙用薬品の開発で培った技術力を活かした新規事業であるセルロースナノファイバー(CNF)事業。セルロースをナノサイズまで分解すことで得られるCNFは鋼鉄の5分の1の軽さで、5倍の強度を持ち、しかもガラスの50分の1の低熱膨張性といった特徴を有する。材料の軽量・高強度という特徴を活かして、自動車用の部材に留まらず、家電、住宅、包装・容器等の軽量化・高強度化や、或いはガラス繊維などの補強部材の置換が今後期待されている。

  これまでは、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業である「グリーン・サステイナブルケミカルプロセス基盤技術開発」に、京都大学、京都市産業技術研究所、王子製紙、三菱化学、DICと共に参画し、CNFを樹脂中に均一分散させることにより、樹脂の強度を従来の3~4倍に、熱による寸法変化を2割程度に抑える技術を開発した。ところが、一定の成果を出したということで、2月でこのプロジェクトが解散することから、これまで参加してきた各企業独自での事業展開がスタートすることになる。

  そのため、同社の今後の動向が注目されるところである。

  今期3月期連結業績予想は、売上高217億40百万円(前期比4.3%減)、営業利益12億60百万円(同18.9%増)、経常利益13億20百万円(同19.3%増)、純利益8億40百万円(同140.1%増)と減収ながら2ケタ増益を見込んでいる。

  株価については、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形で強基調に転換している。また280円~320円近辺のボックスレンジから上放れる動きであることから、新規事業の期待感で一段高も予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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