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キーウェアソリューションズ:第3四半期連結業績は増収大幅増益とV字回復で黒字転換
■前期の赤字の原因を厳しい経営環境にしないで、自社内にあると明確に反省し、利益確保に努めたことが奏功
キーウェアソリューションズ <3799> (東2)は31日、今期13年3月期第3四半期連結業績を発表した。
売上高114億92百万円(前年同期比9.5%増)、営業利益1億94百万円(前年同期△3億38百万円)、経常利益1億33百万円(同△3億95百万円)、純利益1億20百万円(同△4億64百万円)と増収大幅増益とV字回復で黒字転換となった。
前期の赤字から黒字転換と大幅増益を達成しているが、経済産業省の特定サービス産業動態統計によれば、情報サービス産業の11月の売上高は、前年同月比2.0%減と7ヵ月ぶりの減少となっている。また、売上高全体の半分弱を占める「受注ソフトウェア」も同比3.8%の減少となっている。事業環境は厳しい中で、同社がこの様に急回復した要因の一つには、前期の赤字の原因を厳しい経営環境にしないで、自社内にあると明確に反省し、利益確保に努めたことが奏功したといえる。
事業別の業績は、公共システム開発事業は、受注高38億45百万円(同8億11百万円増、26.7%増)、売上高34億96百万円(同2億83百万円増、8.8%増)、営業利益91百万円(前年同四半期は△19百万円)と増収大幅増益。
ネットワークシステム開発事業は、受注高12億75百万円(同2億65百万円増、26.2%増)、売上高11億23百万円(同1億73百万円増、18.3%増)、営業利益△20百万円(前年同四半期△1億90百万円)と受注高、売上は増加し、赤字幅は大幅に縮小。
システムインテグレーション事業は、受注高10億41百万円(同1億82百万円増、21.3%増)、売上高12億36百万円(同2億52百万円増、25.6%増)、営業利益△47百万円(前年同四半期△1億50百万円)と増収により赤字幅大幅に縮小。
ITサービス事業は、受注高32億81百万円(同93百万円増、2.9%増)、売上高30億29百万円(同1億35百万円増、4.7%増)、営業利益1億60百万円(前年同四半期△73百万円)と増収大幅増益。
サポートサービス事業は、受注高6億32百万円(同13百万円増、2.2%増)、売上高6億2百万円(同13百万円増、2.2%増)、営業利益△32百万円(前年同四半期△16百万円)と増収ながら赤字幅拡大。
その他(拠点として地域性をもち独立した経営単位のセグメント、および報告セグメントに含まれない機器販売等)は、受注高20億38百万円(同1億38百万円減、6.4%減)、売上高20億4百万円(同1億36百万円増、7.3%増)、営業利益36百万円(同79百万円減、68.4%減)と増収ながら減益となった。
通期連結業績予想に対する進捗率は、売上高72.0%、営業利益37.3%、経常利益34.1%、純利益35.5%と利益面で低位といえるが、この業界では第4四半期に売上、利益が共に集中することから、同社では計画通りと見ており、通期業績予想は当初予想通りに据え置いている。
株価は、V字回復を反映し、高値圏で推移しているが、株価指標は予想PER7.9倍、PBR(実績)0.51倍、配当利回り2.0%と評価不足であることから更に見直しが進むものと予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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