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【編集長の視点】タケエイ指定替後の新高値、再上方修正・再増配で割安復興関連
<銘柄ウオッチ>
タケエイ <2151> は、424円高の2974円と続急伸し、今年1月23日につけた東証1部指定替え後高値2636円を更新している。東証1部上昇率ランキングのトップ3にランクインし賑わっている。前日30日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算の開示と同時に、昨年10月に上方修正した3月通期業績の再上方修正と今度は期末配当の増配を発表、東日本大震災の割安復興関連株買いが増勢となっている。
3月期業績は、10月の上方修正値より売り上げを15億円、経常利益、純利益を各3億円引き上げ、純利益は、16億円(前期比83%増)と連続増益率を伸ばし、2008年3月期の過去最高(10億9000万円)を大幅に更新する。3Q業績が、東北地域での震災廃棄物処理事業が計画を大きく上回るペースで推移して、純利益が、すでに10月の上方修正値を7000万円上ぶれて着地しており、これを踏まえて再上方修正した。
配当は、昨年10月に第2四半期配当を7円から10円に増配したが、今度は3月期末配当を11円から20円に引き上げ、年間30円(前期実績15円)へ大幅増配する。
株価は、東証第1部指定替えに際して実施した株式売出し(売出し価格1618円)がボディブローとなって昨年来安値1417円まで突っ込んだが、業績上方修正で2000円台を回復、緊急経済対策関連人気で高値を追った。PERは11倍台と割安であり、東証マザーズ時代の2008年7月高値3540円が次の上値ターゲットに浮上する。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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