【アナリストの眼】貴金増リサイクルの松田産業、割安感で出直る、来期業績に期待

2013年1月29日 10:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  松田産業 <7456> は貴金属リサイクル事業を主力として、食品関連事業も展開している。株価は来期(14年3月期)の収益改善期待で出直り感を強めている。

  今期(13年3月期)連結業績見通しは11月5日に減額修正し、売上高が前期比9.4%減の1700億円、営業利益が同38.6%減の42億円、経常利益が同36.0%減の45億円、純利益が同34.4%減の27.6億円としている。半導体・電子部品の生産低迷が影響して貴金属関連事業が低調であり、食品関連事業も市況悪化がマイナス要因となる模様だ。通期予想に対する第2四半期累計(4~9月期)の進捗率は、売上高が47.8%、営業利益が43.1%、経常利益が44.6%、純利益が48.3%だった。世界的な金融緩和を背景に貴金属市況が上昇傾向であり、円高修正によって半導体・電子部品の生産が回復傾向になれば、来期の収益改善が期待されるだろう。

  なお12月21日に発表した自己株式取得(取得株式総数の上限9万株、取得価額総額の上限1億円、取得期間13年1月4日~2月8日)については、1月21日時点で累計8万9400株(取得価額総額9993万4300円)となり終了した。

  株価の動きを見ると、11月9日と12日の993円をボトムとして反発した。市場全体の地合い改善に加えて自己株式取得も支援材料となり、1月21日には1195円まで戻す場面があった。足元も概ね1100円台で推移して出直り感を強めている。今期の業績悪化を織り込んで来期の収益改善を期待する動きだろう。28日の終値1153円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS100円78銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1490円19銭で算出)は0.8倍近辺となる。

  日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると抵抗線だった26週移動平均線を突破して上伸し、トレンド好転を確認した形だろう。当面は昨年7月6日の1264円がターゲットだが、これを突破すれば昨年3月27日の1418円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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