【アナリストの眼】電算システム株価一気の出直り、好内容評価が本格化

2012年12月13日 10:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  電算システム <3630> に注目したい。株価は短期調整が一巡して高値を窺う態勢のようだ。

  情報サービス事業(情報処理、情報システム構築、ソフトウェア受託開発)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)を主力として、市場が拡大しているクラウドサービスや電子マネーへの対応を強化している。

  今期(12年12月期)連結業績見通しは売上高が前期比11.3%増、営業利益が同10.3%増、経常利益が同9.1%増、純利益が同8.7%増の見込みとしている。通期会社予想に対する第3四半期累計(1~9月期)の進捗率は売上高が73.5%、営業利益が65.5%、経常利益が67.3%、純利益が69.2%である。国際送金の新サービス開始に向けた費用増加などで利益面の進捗率がやや低水準だが、主力事業は郵便局関連やモバイル端末向けアプリ開発などが好調で、通販関連の収納件数も順調に増加している模様である。大幅な下振れの可能性は小さいだろう。

  国際送金の新サービス開始に加えて、決済代行サービスやアウトソーシングサービスの増加に対応した新データセンター建設(岐阜県土岐市、13年11月運用開始予定)も進めている。来期(13年12月期)以降も収益拡大が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、10月10日に年初来高値となる1270円を付けた後は利益確定売りが優勢になり、10月31日に1070円、11月16日に1088円まで調整する場面があった。しかし調整一巡して足元では1200円台に戻して高値を窺う態勢となっている。12月12日の終値1249円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS109円07銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1271円21銭で算出)は1.0倍近辺となる。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線を回復して調整一巡感を強めている。また週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを維持している。年初来高値を窺う態勢であり、突破すれば上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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