【アナリストの眼】ネット広告のオプト株価快調、ビッグデータ解析等に展開、上値も

2012年12月11日 09:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  ネット広告専業代理店のオプト <2389> (JQS)は、主力の広告・ソリューション事業が好調な模様である。さらにビッグデータ解析関連への事業展開も寄与して収益拡大が期待される。

  12月5日、データベース管理からデータの高速抽出・分析・集計のアウトプットまでを一元管理するビッグデータ解析プラットフォーム「C-Finder(シー・ファインダー)」の開発・販売・導入サポートを、(株)数理システムおよびTIS(株)との3社共同で行うと発表した。

  企業のマーケティング活動では、多様化する消費者行動を可視化することが重要になり、ビッグデータの解析が急務となっている。このため3社は「C-Finder」を共同開発し、オプトが独自に蓄積して保有している10万人以上のアクセスログデータ、および1万人以上のアンケートデータ(いずれも個人識別性を獲得し得ない匿名化された情報を統計処理して利用)をクラウド型で顧客に開放する。顧客はこのサービスを活用することで、自社保有のデータだけでは解析できなかった競合サイトへの流入や自社サイト離脱後の消費者行動など、顧客ニーズに沿った高度な分析が可能になるとしている。13年には100社程度の顧客獲得を目指しており、新手法も順次追加する模様だ。来期(13年12月期)以降の収益への寄与が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、10月31日の今期(12年12月期)業績見通し上方修正と増配の発表を好感して動意付いた。その後も上値追いの展開が続いている。12月10日には年初来高値となる13万1000円まで上昇する場面があった。10日の終値12万9400円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS5641円35銭で算出)は23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3700円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS11万9173円01銭で算出)は1.1倍近辺となる。

  急騰前の概ね9万円近辺から見ると4割強上昇した水準であり、日足チャートでは25日移動平均線、週足チャートでは26週移動平均線に対するプラス乖離率が拡大し、短期的には過熱感が警戒されそうだ。ただし月足チャートで見ると底練り展開を脱してトレンド好転の形となった。今期好業績見通しに加えて、ビッグデータ解析関連への事業展開も寄与して収益拡大が期待されるだけに、株価も短期調整を挟んで過熱感を冷ましながら、上値追いが期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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