ルネサス、第三者割当増資で1500億円を調達 産業革新機構など9社が出資

2012年12月10日 17:03

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 ルネサスエレクトロニクスは10日、本日開催の取締役会において、臨時株主総会にて発行可能株式総数の増加に関する定款変更及び第三者割当増資に係る議案が承認されることを条件として、産業革新機構、トヨタ自動車、日産自動車、ケーヒン、デンソー、キヤノン、ニコン、パナソニック及び安川電機の9社を割当先とする第三者割当により発行される株式の募集を行うことについて決議したと発表した。調達金額は総額1,500億円。

 ルネサスは、今回実施する第三者割当増資により調達する資金を5つの成長投資に充当する方針。具体的には、「マイコンの先端プロセス開発及び開発基盤の標準化に係る投資」に400億円、「生産(試作・量産)に係る設備投資」に200億円、「自動車向け半導体におけるソリューション投資」に400億円、「産業向け半導体におけるソリューション投資」に400億円、「経営基盤再構築のための開発投資」に100億円を使うとしている。

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