【アナリストの眼】居酒屋など外食のアトム、利益進捗高く通期業績に期待、株価強調

2012年11月14日 09:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  アトム <7412> (東2)は居酒屋、洋食、寿司、焼肉などの外食チェーンを展開している。通期業績上振れの可能性などを支援材料に、株価は強基調の展開である。上値追いも期待されそうだ。

  10月29日発表の今期(13年3月期)第2四半期累計(4~9月期)連結業績は、売上高が前年同期比6.8%増、営業利益が同23.6%増、経常利益が同5.8%増、純利益が同9.0%増の増収増益だった。新規出店、業態変更、不採算店閉鎖などの効果が寄与した。

  通期については前回予想を据え置き、売上高が前期比8.5%増、営業利益が同30.1%増、経常利益が同16.0%増、純利益が同15.0%減としている。純利益は税効果一巡で減益見込みとしている。通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が48.3%、営業利益が51.2%、経常利益が53.2%、純利益が71.6%と順調な水準であり、下期の新規出店効果なども考慮すれば通期上振れの可能性があるだろう。

  飲食事業直営店舗の売上高(前年同期比、概算値)を見ると、10月は全店98.6%(居酒屋100.7%、洋食115.7%、寿司92.8%、焼肉86.8%)、既存店96.1%(居酒屋94.9%、洋食104.8%、寿司91.3%、焼肉91.6%)とやや低調だったが、4~10月累計では全店105.4%(居酒屋109.3%、洋食117.1%、寿司96.2%、焼肉104.1%)、既存店101.4%(居酒屋99.1%、洋食103.8%、寿司97.0%、焼肉109.2%)と好調を維持している模様だ。

  株価の動きを見ると、9月末の株主優待権利取りの反動もあり、10月3日には365円まで調整した。しかし反発して足元では400円近辺に戻している。11月13日の終値402円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4円98銭で算出)は80倍近辺、今期予想配当利回り(普通株式に係る会社予想の年間2円で算出)は0.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS35円03銭で算出)は11倍近辺となる。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を回復している。短期調整が完了して強基調に転換した形だろう。また週足チャートで見ると、3月末と9月末の株主優待権利取りの反動で一時的に調整する特性も見られるが、13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドを維持している。通期業績上振れの可能性や収益改善期待などを考慮すれば、適度な押し目を入れながら上値を追う可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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