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【アナリストの眼】通期上方修正のクリナップ、復興需要に原価低減効果、押し目買い
<業績&株価分析>
システムキッチン大手のクリナップ <7955> は、11月6日に今期(13年3月期)第2四半期累計(4~9月期)連結業績を発表し、通期見通しを上方修正した。3回目の上振れの可能性もあるだけに、好業績見通しを評価したい。
第2四半期累計は大幅増収増益だった。売上高は前回予想を1.59億円上回り前年同期比18.7%増、営業利益は10.88億円上回り同4.5倍、経常利益は10.36億円上回り同5.0倍、純利益は7.9億円上回り黒字化した。政府による住宅取得支援策や震災復興需要などの効果で、システムキッチンやシステムバスの販売が好調に推移し、原価低減効果も寄与した。
通期見通しについては、前回予想(8月6日に上方修正)に対して売上高を1億円増額して1123億円(前期比8.6%増)、営業利益を8.5億円増額して35億円(同47.7%増)、経常利益を8.5億円増額して32億円(同53.6%増)、純利益を7.5億円増額して18億円(同16.5%減)とした。純利益は税効果一巡などで減益見通しである。会社予想は、住宅エコポイントの受け付けが被災県を除いて7月に終了したことなどで、不透明感が強いとして下期を慎重に見ているようだが、修正後の通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が49.1%、営業利益が66.8%、経常利益が67.1%、純利益が71.7%と高水準である。3回目の上振れの可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、業績見通しの上方修正を好感して11月6日に直近の戻り高値となる575円まで上昇する場面があった。その後は利益確定売りが優勢になり足元では概ね500円台半ばで推移している。12日の終値536円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS38円63銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS1154円67銭で算出)が0.4倍台となる。
日足チャートで見ると、10月下旬の480円台から11月6日の570円台まで急騰したため一旦は押し目の局面だが、25日移動平均線を突破して強基調の展開だろう。また週足チャートで見ると、26週移動平均線を突破して5月中旬以降の450円~550円近辺のレンジ相場の上限に到達し、上放れのタイミングを窺っているようだ。通期見通しの3回目の上振れの可能性を支援材料として、押し目買いスタンスで臨みたい。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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