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【アナリストの眼】搬送機器のキトー、2Q営業利益2.2倍、下期さらに期待できる
<業績&株価診断>
キトー <6409> は、工場内で使用されるチェーンブロック、レバーブロック、ロープホイスト、クレーンなどを主力製品とする搬送機器メーカーである。11月8日に今期(13年3月期)第2四半期累計(4~9月期・2Q)決算を発表した。
第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比6.7%増、営業利益が同2.2倍、経常利益が同3.7倍、純利益が同21.2倍の増収大幅増益だった。中国市場で設備投資需要が減速したが、国内では復興関連、米州では天然資源関連、アジアではタイの自動車関連が好調だった。増収効果、プロダクトミックス改善、生産性向上・業務効率化などにより、営業損益が大幅に改善した。
第2四半期累計については10月25日付で利益を増額修正したが、通期見通しについては前回予想を据え置き売上高が前期比10.6%増、営業利益が同20.6%増、経常利益が同14.5%増、純利益が同20.8%増としている。通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が43.5%、営業利益が37.4%、経常利益が34.5%、純利益が34.4%とやや低水準だが、アジア市場での売上が下期に集中する収益構造のため、期初時点で下期偏重の計画となっている。アジア市場での受注は堅調な模様であり、現時点では特にネガティブ要因とはならないだろう。
株価の動きを見ると、第2四半期累計の利益増額修正を好感して10月26日には戻り高値となる6万9000円まで上昇する場面があったが、その後は反落して足元では6万2000円近辺まで調整している。利益確定売りが優勢になったようだ。8日の終値6万2700円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6215円14銭で算出)は10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2000円で算出)は3%台前半、実績PBR(前期実績の連結BPS11万8840円34銭で算出)は0.5倍台となる。
日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込み、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺まで調整している。ただし26週移動平均線を維持すれば、下値を切り上げて上昇トレンドを確認する形となるだけに、利益確定売り一巡して強基調の展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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