【アナリストの眼】ヒト・コミュニケーションズ今期連結へ、実質増益、指標超割安

2012年10月29日 10:05

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価診断>

  ヒト・コミュニケーションズ <3654> (東2)は、ブロードバンドやモバイル分野を中心としてアウトソーシング事業、人材派遣事業、人材紹介事業などを展開している。

  10月10日に前期(12年8月期)個別業績を発表した。売上高は前々期比9.0%増の188億66百万円、営業利益は同10.0%増の14億55百万円、経常利益は同10.4%増の14億56百万円、純利益は同14.8%増の7億51百万円と増収増益だった。主力のアウトソーシング事業でモバイル分野の受注が好調に推移した。

  今期(13年8月期)見通しについては、海外旅行向け添乗員派遣業務のボイスエンタープライズを子会社化したことに伴い連結決算に移行する。このため前期と単純比較はできないが、売上高を203億円、営業利益を16億01百万円、経常利益を16億16百万円、純利益を8億30百万円の見込みとしており、実質的に増収増益だろう。モバイル分野を中心に受注増加を見込み、営業拠点新設による事業エリアの拡大、新規分野である観光分野の収益化なども寄与する模様だ。事業基盤強化によって中期的な成長も期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、9月10日の850円をボトムとして反発し、出直り歩調の展開である。決算発表翌日の10月11日には1023円まで戻す場面があったが、足元では概ね970円~990円近辺で推移している。26日の終値969円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS185円48銭で算出)は5~6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は4%台前半、実績PBR(前期の非連結ベースの実績BPS937円46銭で算出)は1.0倍近辺となる。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線を回復して強基調の展開だろう。足元の水準は戻り高値後の押し目の局面のようだ。決算発表で材料出尽くし感に繋がった可能性も考えられるが、今期の好業績見通しや指標面の割安感を考慮すれば評価不足であり、8月に付けた上値1090円を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【今日の言葉】7500億円の経済対策より効果の大きいものは?(2012/10/28)
【相場熟者が答える投資相談】富士重工、余裕あれば、押し目場面で買い増して、上放れを待つ(2012/10/28)
急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事