【アナリストの眼】事業構造改革で収益改善のマルマエ、研究開発用途の試作品の受注も

2012年10月19日 10:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  マルマエ <6264> (東マ)は、半導体・液晶・太陽電池製造装置などに使用される真空部品や電極などの精密加工事業を展開している。設備投資抑制の影響で収益が悪化し、11年7月19日に事業再生ADR手続が成立した。金融機関から支援を受けるとともに、熊本事業所売却、人員整理、生産構造改革などの事業再生計画を進めている。

  10月12日に前期(12年8月期)業績(非連結)を発表した。売上高は前々期比12.9%減の11億03百万円、営業利益は50百万円(前々期は5百万円)、経常利益は21百万円(同49百万円の赤字)、純利益は62百万円の赤字(同3億89百万円の赤字)となった。純利益は固定資産売却損、減損損失、事業構造改革費用の計上で赤字が残ったが、売上高はほぼ計画水準となり、固定費削減や生産性向上などの効果で営業損益が改善した。

  今期(13年8月期)についての会社予想は、売上高が前期比0.3%減の11億円、営業利益が同29.0%増の65百万円、経常利益が同2.1倍の45百万円、純利益が40百万円で、最終黒字化の見込みとしている。事業環境は引き続き厳しいが、国内で携帯電話向け液晶パネル関連の設備投資が具体化し、半導体関連では研究開発用途の試作品の受注を見込んでいる模様だ。

  株価の動きを見ると、10月17日に直近安値となる2万円を付ける場面があったが、概ね2万2000円近辺のレンジで推移している。12日に発表した決算に対する反応は限定的のようだ。18日の終値2万1500円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS2292円79銭で算出)は9~10倍近辺となる。

  週足チャートで見ると、6月から7月にかけて動意付く場面があったが、大勢としては2万円台前半でのモミ合い展開のようだ。ただし2万円台を割り込むことなく推移しており、ほぼ底値圏だろう。受注環境好転などの好材料が欲しいところだが、足元では大日本スクリーン製造 <7735> や東京エレクトロン <8035> など、半導体・液晶製造装置関連の銘柄が動意付いており、関連銘柄として物色される可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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