【注目のリリース】日立製作所が電力システム事業の再編を発表し「周期性」投資の好機

2012年10月6日 18:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■風力発電では7月に富士重工から事業買収

  日立製作所 <6501> は5日、電力システムのグループ4社を2013年4月1日付で合併すると発表した。経営資源を集中し、国内外の多様なニーズに対応する。

  合併する企業は、日立協和エンジニアリング、日立設備エンジニアリング、日立エレクトリックシステムズ、日立エンジニアリング・アンド・サービス。新会社は、エネルギー・社会インフラなどの分野で、競争力の高いエンジニアリング・サービス・製品システムを国内外に提供する。加えて、日本における新技術・新製品開発などの体制強化を図る。

  日立製作所は、2012年4月に日本AEパワーシステムズから変電・配電事業を承継、同時に日立の強みである情報通信・制御技術に関する組織を統合し、電力流通事業部を設立した。火力事業では、本年6月にドイツのサービス会社クセルフォン・エナジー社を買収し、欧州において、発電プラント設備からサービスまで提供する体制を構築しました。

  また、本年7月には富士重工業 <7270> から風力発電システム事業の事業譲渡を完了、設計・開発から販売・サービスまで一貫した体制を整え、現在、2015年の本格販売をめざし、5メガワットの洋上風力発電システムの開発に取り組んでいる。

  株価は6月以降、おおむね420円から498円の幅で往復するもみ合い相場を形成。週末5日の終値は、もみ合い相場の下値圏になる439円(前日比変わらず)だった。第2四半期の決算発表は、10月下旬から11月上旬を予定し、昨年は11月1日。もうしばらく、もみ合いが続くと仮定した場合、往復の周期性をとらえて上値圏までの値幅を狙う好機といえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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