【編集長の視点】アーバネット、2万円肉薄で利益確定売りも一巡後急伸へ、超割安

2012年10月5日 11:27

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  アーバネットコーポレーション <3242> (JQS)は、330円安の1万9150円と6営業日ぶりに反落している。8月9日につけた年初来高値2万円にあと500円と肉薄してきただけに、利益確定売りが先行しているが、今6月期業績の2ケタ続伸業績を見直し超割安修正に動く可能性があり、下値逆張り余地を示唆している。

  日本銀行が、9月19日に実施した追加金融緩和策や、きのう4日、きょう5日と開催している金融政策決定会合、10月30日開催予定の同会合での追加緩和策期待も、不動産市況の上ぶれ思惑を高め、買い手掛かりとなりそうだ。

  同社の今期業績は、売り上げ71億円(前期比4%増)、経常利益5億2000万円(同23%増)、純利益4億8000万円(同13%増)と予想されている。前期から繰り越しとなっている2物件(17戸)のほか、投資用ワンルームマンション5棟(232戸)、分譲用ファミリーマンション1棟(44戸)の売り上げ計上や、共同事業による土地転売に取り組み、経費削減、経営合理化を継続推進することが要因となる。

  事業環境は昨秋以来、投資用マンション販売の活況が続いており、追加金融緩和策効果も上乗せとなって、前期業績と同様に期中の上方修正推移も見込まれる。

  株価は、今年6月末割り当ての株式分割(1対2)の権利を落としてつけた安値1万5010円から前期業績の上ぶれ着地、今期業績の続伸予想で同高値2万円まで3割高して半値押し水準でもみ合い値固めは十分である。PERは3倍台、配当利回りは5.2%と超割安であり、権利落ち後高値奪回から騰げ足を速めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【注目のリリース】セブン&アイは6月・9月の下値割らない限り長期上昇に変化なし(2012/10/05)
【注目のリリース】アドヴァンが自社株買いを発表し業績も好調で注目(2012/10/05)
急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事