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【アナリストの眼】エイジア、今期減益を織り込み株価底値圏、次期回復に目線
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エイジア <2352> (東マ)は、メールを利用した販売支援用アプリケーションのパッケージソフト開発を主力としている。クラウドサービスやEC関連アプリケーションへの展開も本格化する模様だ。
今期(13年3月期)業績(非連結)見通しの会社予想は、売上高が前期比横ばいだが、大幅減益の見込みである。販売支援ソフトの不具合対策やクラウドサービス拡充のための人件費増、そして税務上の累損一掃による税負担正常化などが減益要因の模様である。
経営基盤強化に向けてソフト品質確認の強化、クラウドサービスの拡充、ECマーケティング関連の強化、サービスソリューション事業の強化などを推進している。さらに、EC構築ソフト開発のシステムインテグレータ<3826>と資本業務提携し、国内での顧客相互紹介に加えて、中国でのマーケティング活動も協力して展開する模様だ。こうした施策で来期(14年3月期)以降の収益改善が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、8月23日に307円まで戻す場面があったが、その後は安値圏に回帰して9月26日には254円を付けた。調整局面のようだ。10月1日の終値263円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS16円91銭で算出)は15~16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2%台、実績PBR(前期実績BPS360円86銭で算出)は0.7倍台となる。
週足チャートで見ると、13週移動平均線が抵抗線の形となり、底練り展開が続いている。ただし6月4日に付けた年初来安値250円に接近し、今期の大幅減益見通しを織り込んだと考えられるだけに、ほぼ底値圏だろう。調整一巡で底値圏からの脱出のタイミングが接近しているだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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