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【株価診断】ユーロ安で日本写真印刷10年ぶり700円割れ、浮上期待困難
日本写真印刷 <7915> =売買単位100株は、1日(月)の株価は29円安の699円と前週末(28日)の7円高から急反落、700円台を割り込み年初来安値を更新すると共に2002年12月以来、ほぼ10年ぶりの安値に沈んだ。
同社独自に悪材料が表面化したということではない。右肩下がりの相場が続いていたところへ、円相場が対ユーロで円高に振れていることが響いたようだ。特に、2008年の6410円から大きく値下がっているため、リバウンド狙いの買いも最近では入っていた。出来高の多いことから見て、買い方の見切りうりとなっているようだ。
海外比率は約6割、欧州向けが多いようで、欧州経済の不振、ユーロ高は業績にとって厳しい。直近10年の営業利益最高は2008年3月期の167億7000万円。これに対し2011年、2012年3月期と赤字が続き、今期(2013年3月期)も営業赤字38億円の見通しで3期間合計の営業赤字は約205億円に達する。前期に続いて無配の可能性は強い。
信用買残は枯れ切った状態ということではない。2010年当時のような高水準ではないものの、最近は値ごろ感とリバンウンド狙いから信用買残は増加傾向をみせていた。夏場以降、欧州信用不安の落ち着きでマーケットにおいて今期年10円復配の観測が流れたこともあるようだ。
しかし、再びここに来て欧州の先行き不安・ユーロ安から復配期待観測も萎んでいるようだ。このままユーロ安が進むようなら2001年3月につけた安値546円も意識されて来るだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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