稲葉製作所:10月1日から新製品「イナバ倉庫」の販売がスタート

2012年9月30日 17:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■最終利益は6億80百万円と前期比104.4%増を見込む

  稲葉製作所 <3421> は、前期に続き、今期も増収大幅増益を見込んでいる。特に、最終利益に関しては前期の3億32百万円に対して6億80百万円と前期比104.4%増を見込む。

  好業績が予想される要因は、3つ挙げられる。まず、今年の11月までに仮設住宅5万戸のうちの4万戸に小型の物置を設置することを政府が約束していることから、同社にも割り当てが見込まれること。次に、10月1日から新製品「イナバ倉庫」の販売がスタートする。これまでにない大型の倉庫で、開口部の高さが約3メートルもあり、トラック、トラクターの出し入れが出来ることから新規需要の開拓が期待される。同社では、1ヶ月100棟の販売計画を立て、通期で2.9%程度の増収を見込んでいる。3番目は、鋼材単価が通期で4%程度落ち込むと見込んでいることから、原価率の低減により、利益率の改善を見込んでいる点である。

■新事業としてメガソーラー事業に進出

  さらに、太陽光発電事業へ進出する。25日の決算説明会では、その点について、質問が出ると、「今回10月の16日に予定しています株主総会で、定款の変更を提案します。変更の主なところは、発電事業および管理運営ならびに電気の供給販売に関する事業を付け加えることでございまして、定款まで変更するということは、ある程度規模の大きなものを行うと推測されますが、その通りでございます。会社として意思決定したところで、開示をすることになりますので、定款変更は開示しておりますけれども、中身についてはどのくらいの規模になるのか、まだ正式な決定をしていませんので開示をしていません。当社は、群馬県の富岡に東京ドームが7個以上入る土地を持っています。その土地全部にソーラーパネルを貼る計画ではございません。工場を建てる用地でありますので、工場を建てた後で余る土地を予定しています。また、富岡だけに限りません、現在当社が持っている土地、またこれから持つ土地を含めて、いろいろ検討を進めているところでございます」と答えている。

  好業績が見込める上に、新事業としてメガソーラー事業に進出することから今後の事業拡大が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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