【株価診断】5年半ぶり高値のヤクルト、「内需&輸出型」の両立銘柄で注目

2012年9月27日 15:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ヤクルト本社 <2267> =売買単位100株、27日(木)は185円高の3825円と買われ、2007年2月の3810円をほぼ5年半ぶりに抜いている。

  最近10年での営業利益は2007年3月期の238億9300万円が最高。株価が3810円をつけた当時の業績である。2009年3月期には営業利益167億4300万円まで沈んだものの、2012年3月期の営業利益は208億1700万円と回復し今3月期は前期比0.9%増の210億円の見通し。2007年水準に対し9合目まで回復する。

  株価がひと足早く2007年水準を上抜いてきたことは先行きの業績を評価し期待しているものとみられる。海外事業比率は約3割だが、「中国だけでなくインドネシアなどアジア全般に強いことが安心感となっているようだ。もちろん、主力の国内も健康関連ということで需要はしっかりしている。内需と輸出関連の両方を持っている珍しい存在」(中堅証券)ということだ。

  予想1株利益は87.1円、配当は1円増配の年23円とする予定。PERは44倍台と割安水準ではない。利回りも0.5%台。ただ、出来高が比較的多いことを見ると個人投資家中心の買いということではなさそうだ。信用買残は少ない。機関投資家などの「ワケありの買い」が入っているのだろう。プロ中心の買いということで過熱を警戒しながら上値の見込める展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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