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【アナリストの眼】クラウドなど時流に乗るネットワークバリュー、2Q利益高進捗
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ネットワーク関連製品の輸入販売・運用・保守を展開するネットワークバリューコンポネンツ <3394> (東マ)は、株価が調整一巡感を見せ始めている。クラウド関連やセキュリティ関連の市場拡大というテーマ性に加えて、今期(12年12月期)業績の上振れ期待も支援材料だろう。
通期連結業績見通しの会社予想については、前回(2月14日)公表値を据え置き、売上高が前期比1.9%増の25億17百万円、営業利益が同0.4%増の1億29百万円、経常利益が同9.1%増の1億17百万円、純利益が同2.5倍の45百万円としている。ただし第2四半期累計(1~6月期・2Q)の通期会社予想に対する進捗率は、売上高が51.7%、営業利益が79.9%、経常利益が88.0%、純利益が155.6%と高水準である。経費圧縮や減価償却費減少なども寄与する模様で、通期上振れの可能性が高まっている。
株価の動きを見ると、8月10日に11万1100円まで戻す場面があったが、その後は上値を切り下げる展開となり、足元では概ね7万5000円~8万円近辺で推移している。ただし7月26日に付けた直近安値7万300円を割り込むことなく、下値が固まりつつあるようだ。25日の終値7万6900円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4843円62銭で算出)は15~16倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1万3355円18銭で算出)は5倍台となる。
日足チャートで見ると25日移動平均線近辺、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺でモミ合う展開である。6月下旬に動意付いて急騰した後の日柄整理の局面だが、移動平均線を大きく割り込んで崩れることなく、調整一巡感も見せ始めている。通期業績上振れの可能性をあらためて材料視する可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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