【アナリストの眼】株価調整一巡感のアールシーコア、独自ブランド好調、株式分割

2012年9月26日 10:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

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  アールシーコア <7837> (JQS)の株価は短期調整一巡感を強めている。7月に付けた年初来高値を視野に入れており、9月末の株式分割も材料視されて上値追いの可能性があるだろう。

  ログハウス(丸太組み工法住宅)のオリジナルブランド「BESS」の販売を、直営とFC販社で展開している。契約棟数は増加基調の模様であり、消費税率引き上げ前の駆け込み需要も材料視されるだろう。

  今期(13年3月期)連結業績の会社予想は売上高が前期比13.6%増、営業利益が同1.1%増、経常利益が同2.0%増、純利益が同30.8%増である。営業拠点開設に伴う人件費や広告宣伝費の増加が利益圧迫要因となるが、前期末の受注残高が高水準であり、今期の契約棟数も前期比19%増の計画である。

  なお、10月1日を効力発生日として1株を100株とする株式分割、および単元株(100株)制度を採用するため、株式分割前の第2四半期(7~9月期)末配当は1400円、株式分割後の期末配当は14円となる。

  株価の動きを見ると、8月以降は5万円台半ばでのモミ合いだったが、足元ではモミ合いから上放れて強基調の展開となった。短期調整が一巡した形だろう。25日の終値5万9500円を指標面で見ると、今期予想連結PER(株式分割前の会社予想連結EPS9440円81銭で算出)は6~7倍近辺、今期予想配当利回り(株式分割前の年間2800円で算出)は4.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS7万3418円92銭で算出)は0.8倍台となる。

  週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなり、短期的な中段保ち合いを交えながら、11年秋を起点とする上昇トレンドを継続している。徐々に水準を切り上げているため過熱感がなく、指標面には依然として割安感が強い。7月3日の年初来高値6万2000円は視野に入っており、上値追いの可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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