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【株式評論家の視点】しばらくは9000円どころでモタ突く展開、新政権待ち
<相場展望>
しばらくは膠着状態の続く相場だろう。一度、大きく下げれば買い場となるのだが、今はそれも見込めない。円安に進むかと思われた為替もヨーロパなどが悪いため円が買われる展開になっていることも頭を押えている。
しかし、私は本当に円が強いとは思っていない。軍事力がないうえに経済力でも中国、韓国などに比べても弱体化している。現在、外国人の日本国債保有が8~9%ということだが、これが高まってきたときが怖い。保有が増えると先物との組み合わせで売りたたきやすくなってくる。今後、外国人の日本国債保有比率が20%に近づいたときは一気に円安に向かうのではないか。
現在の株式マーケットは主役の外国人投資家が動かないのだから大きくは期待できない。相場が動かないから個人投資家はブラジル債で13%ていど、オーストラリア債で8%ていど見込めるから株からそちらへ向かっている。
局面が変わるとすれば、やはり政権交代しかないだろう。これまでの3年間の政権では沖縄問題で日米同盟をダメにし、原発でもミソをつけ、遂には領土問題で脅かされている。まったく情けない。国民は経験の乏しい今の政権では限界のあることを思い知らされた。
新政権によって外交、産業面などで日本再生が期待できる見通しとなれば外国人投資家の日本株見直しも期待できるだろう。しばらくは日経平均9000円どころでモタつく展開だろう(株式評論家・海老原紀雄)。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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