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【編集長の視点】増額のUKCHD、高値更新し人気拍車、スマホ関連でPER5倍
<銘柄ウオッチ>
UKCホールディングス <3156> は、150円高の1297円と急反発し、4月2日につけた年初来高値1247円をほぼ5ヶ月ぶりに更新している。東証1部値上がり率ランキングのトップ3にランクインしている。前日20日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計・通期業績の上方修正を発表、連続増益率を伸ばすことが、スマートフォン関連の割安株買いを再燃させている。
業績修正のうち3月通期業績は、期初予想より売り上げを100億円、経常利益を19億円、純利益を8億円それぞれ引き上げ、純利益は、39億円(前期比43%増)と続伸幅を拡大する。
2Q累計業績が、スマートフォンやデジタルスチルカメラ向けに電子部品の販売が好調に推移し、希望退職者募集に伴う特別加算金などの特別損失5億2000万円を吸収して上ぶれ、下期も、中国などアジア情勢に不透明感はあるが、スマートフォンを中心に顧客需要が堅調に推移するとして通期業績も上方修正した。
株価は、前期通期業績の上方修正で年初来高値をつけ、今期業績の続伸予想も全般相場の波乱にツレ安して906円まで売られ、今期第1四半期の好決算をテコに窓を開けて1061円まで急伸、いったん窓埋めの調整をしたが1061円高値を抜けて上値を伸ばしてきた。PERは5倍台、PBRは0.5倍と超割安となり、年初来高値抜けから経営統合後の2009年10月高値1598円も十分、射程圏に入ろう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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