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【編集長の視点】出直るゼリア新薬、13期ぶり最高純益を見直し全値戻しへ
<銘柄ウオッチ>
ゼリア新薬工業 <4559> は、8円高の1369円と反発している。同社株は、年初来安値1118円から今3月通期純利益の13期ぶり過去最高更新を見直し1420円の戻り高値をつけ、その後に第2四半期(2Q)累計業績の上方修正があったものの、今期第1四半期(1Q)の減益転換着地が響き1200円台まで調整、下げ過ぎとして買い再燃となっており、売り長で逆日歩のつく信用好需給もサポートしている。
1Q業績は、前年同期比4%減収、31%経常減益、13%純益減益と伸び悩んだ。医療用医薬品事業で主力の潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」が海外子会社の営業強化や国内シェア拡大で続伸し、コンシューマーヘルス事業でもコンビニ向け「ヘパリーゼW」や植物性便秘薬「ウィズワン群」が好調に推移したが、H2受容体拮抗剤「アシノン」や亜鉛含有胃潰瘍治療剤「プロマック」などが薬価改定の影響を受けたことが要因となった。
ただ2Q累計業績は、今年8月の上方修正値に変更はなく、3月通期業績も、「アサコール」の内外売り上げ拡大や「ヘリパリーゼ群」、「ウィズワン群」の積極的な広告展開などにより期初予想を据え置き、純利益は、32億円(前期比11%増)と続伸を見込み、2000年3月期の過去最高(31億1100万円)を更新する。
株価は、低リン血症治療剤の製造販売承認申請でつけた年初来高1509円から同安値1118円への調整幅の半値戻し水準でもみ合っているが、PERは17倍台と割安である。半値戻しから全値戻しへとリバウンド幅を拡大しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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