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【アナリストの眼】高値圏で頑強マーベラスAQL、3DS向け初回出荷計画上回る
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マーベラスAQL <7844> (東2)は、ゲーム新作投入効果などで足元の業績が好調である。株価は今期(13年3月期)の好業績見通しを評価して高値圏で推移している。通期見通しの上振れ期待などで上値追いの可能性があるだろう。
11年10月に旧マーベラスエンターテイメント(MMV)、旧AQインタラクティブ(AQI)、旧ライブウェアの3社が経営統合し、オンライン事業(オンラインゲーム開発)、コンシューマ事業(家庭用ゲーム機向けソフト開発)、音楽映像事業(アニメ映像商品、ミュージカル公演など)を展開している。
コンシューマ事業でニンテンドー3DS向け「ルーンファクトリー4」の初回出荷本数が計画を上回るなど、足元の想定以上の模様であり、8月9日に第2四半期累計(4~9月期)業績見通しの会社予想を上方修正している。通期については、新作タイトルの動向の見極めが難しいなどとして、5月10日公表の会社予想を据え置いているが、第2四半期(7~9月期)以降に投入予定のスマホ向け「スーパークリエーターズシリーズ」3タイトルなど、新作の状況次第では上振れ余地があるだろう。
株価の動きを見ると、第2四半期累計の上方修正を好感する形で、8月中旬から強基調の展開となり、9月7日には年初来高値となる2万1390円まで上昇する場面があった。足元は上げ一服となり概ね2万近辺で推移している。20日の終値2万60円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS2413円24銭で算出)は8~9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1000円で算出)は5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1万7028円50銭で算出)は1.1倍台となる。
週足チャートで見ると、1万8000円近辺のフシを突破して2万1000円台まで急伸し、高値圏でモミ合う展開となっている。特に過熱感はないが、上昇過程の中段保ち合いとも考えられる。今期予想配当利回りなど指標面には依然として割安感が強く、通期上振れに対する思惑もあり、短期調整一巡すれば上値追いの可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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