JALグループが制服デザインを一新、2013年度上期より変更

2012年9月19日 13:52

印刷

 日本航空(JAL)は18日、同社グループの航空運送事業に関わる全部門の制服について、2013年度上期より、グループ内で統一性を持った新たなデザインに変更することを決定したと発表した。新制服の基本コンセプトは「視認性の高さの実現」、「清楚で上質なデザイン」、「挑戦のスピリット」、「コスト削減」の4つ。

 新生JALグループのロゴマークは鶴丸を統一モチーフとし、現在、航空機の尾翼デザインや空港のサインなどに展開しているが、航空運送事業に関わる部門の制服のデザインについても統一性を持たせ、JALグループの社員であることが顧客から一目でわかるものとする。

 また、一人ひとりの顧客のニーズをきめ細かく汲み、顧客に心から喜び、感動してもらえるサービスを提供するとの想いをこめたデザインとし、制服や身だしなみで「おもてなし(親しみやすさ・温かみ)」や「しつらえ(心配り)」を体現していくという。さらに、伝統や日本のこころは守りながらも、「昨日よりは今日、今日よりは明日」と常に新しいことに挑戦する集団であり続ける意志を体現していくという。

 そのほか、質感の維持を大前提に、素材に留まらず、管理方法(クリーニングや損耗交換等)についてもあわせて再検討し、更なるコスト削減を実現していく。

 なお、客室乗務員と地上接客部門(空港・貨物など)の新制服のデザイン制作と監修については、東京ファッションデザイナー協議会の協力により厳正なコンペティションを実施した結果、制服着用部門の多くの社員から支持を得た丸山敬太氏が担当する。また、客室乗務員と地上接客部門以外については、JALグループ内の担当部門にてデザインを決定する予定。

関連記事