ダイハツ、インドネシアで新型車をトヨタにOEM供給

2012年9月19日 12:53

印刷

ダイハツ「AYLA(アイラ)」(画像:ダイハツ工業)

ダイハツ「AYLA(アイラ)」(画像:ダイハツ工業)[写真拡大]

  • トヨタ「AGYA(アギア)」(画像:ダイハツ工業)

 ダイハツ工業とトヨタ自動車は19日、インドネシアにおける新たな協業として、インドネシア政府が検討しているLCGC(Low Cost Green Car)政策へ向けた新型車「ダイハツ・AYLA(アイラ)」をダイハツブランドで販売するとともに、トヨタへもOEM供給すると発表した。なお、トヨタでは「AGYA(アギア)」として販売する。

 同新型車は、ダイハツが企画・開発を担当し、ダイハツの現地子会社であるアストラ・ダイハツ・ モーター社の新工場(スルヤチプタ地区)で生産する。市販予定車としてインドネシア国際モーターショー(2012年9月20日~30日)にも出展する。

 今回発表した「ダイハツ・AYLA/トヨタ・AGYA」は、「ダイハツ・ミライース」で培った低燃費・低価格なコンパクトカーづくりのノウハウをベースに、アストラ・ダイハツ・モーター社が参画した開発体制のもと、インドネシアでのニーズを徹底追求した車種。より多くの顧客に満足してもらえる低価格と低燃費を実現する「インドネシアにジャストフィットする、インドネシア発のインドネシアのためのクルマ」とした。

 ダイハツおよびトヨタは、新型車の投入により、多目的車(MPV)が主流を占めるインドネシア市場で、エントリーユーザー向けのファミリーカー(1,000cc)として新たな市場の創造を狙う。

関連記事