【株式評論家の視点】「幻のSQ」で上昇シグナル、注目されるJAL上場

2012年9月17日 13:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<相場展望>

  今週(18~21日)は、強い展開が予想される。米量的緩和第3弾(QE3)の決定を受けて広い銘柄に買いが入り、前週末14日の相場はほぼ全面高となった。14日のSQ値は9076.79円。結局はこれにタッチすることなく上昇に転じ、久しぶりの「幻のSQ」となった。幻のSQは相場の強さを示す典型的なシグナル。基本的に相場は上値志向のトレンドに入った。

  ただ、問題は個人投資家の手のうち。14日は全面高とはなったが、それでも信用買い残の評価損率は16.25%(松井証券)と高い水準。相場急上昇前の20%弱からの改善度はかなり鈍い。これまで買われた内需好業績株から、景気敏感株に人気が入れ替わっていることが要因だ。

  個人投資家の参入が活発化した時、相場は本当に強くなる。それには少し時間が必要になる。今週は19日に日本航空(9201)が東証1部に上場する。好スタートを切り、ザラ場(場中)でも上値を追うようだと、全体相場に強いインパクトを与える公算もある。今週は上値を試す展開が予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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