稲葉製作所:12年7月期連結業績は増収大幅増益で着地

2012年9月16日 19:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■主力の鋼製物置は東北地方の復興需要と全国的な防災意識もあり順調に伸びる

  稲葉製作所 <3421> は14日、12年7月期連結業績を発表した。

  売上高284億40百万円(前年同期比7.6%増)、営業利益7億78百万円(同61.7%増)、経常利益9億69百万円(同36.3%増)、純利益3億32百万円(同84.4%増)と増収大幅増益で着地。

  主力の鋼製物置は東北地方の復興需要と全国的な防災意識の高まりもあり184億71百万円(同14.9%増)と売上を順調に伸ばし、セグメント利益は22億88百万円(同59.2%増)と大幅な増益となった。一方、オフィス家具は、生産ラインのレイアウト変更・再編成を行ったが、軌道に乗せるのに時間がかかり、生産性が一時低下した上に、依然として熾烈な価格競争が続いたことから売上高99億68百万円(同3.7%減)、セグメント利益△6億55百万円(前年同期△1億86百万円)と減収、赤字幅拡大となった。しかし、全体では、鋼製物置が順調であったことから、オフィス家具の不振をカバーし、増収大幅増益となった。

  今期は、より躯体構造に強度を持たせた「イナバ倉庫」の発売を控えており、新製品効果による販売増加に努めることから、売上高291億円(前期比2.3%増)、営業利益10億円(同28.5%増)、経常利益12億円(同23.7%増)、純利益6億80百万円(同104.4%増)と増収大幅増益を見込んでいる。

  尚、同日に定款の一部変更に関するお知らせを発表した。変更案には、発電事業及びその管理・運営ならびに電気の供給・販売に関する事業が付け加えられている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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