【アナリストの眼】イワキ、メーカー機能も持つ強さ、ジェネリック原料好調、高利回り

2012年9月7日 09:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  イワキ <8095> は医療用医薬品、一般用医薬品、医薬品原料、食品・サプリメント原料、化成品(電子部品・電子回路基板向け表面処理薬品など)などを取り扱う商社で、グループ内にメーカー機能も有している。収益柱のジェネリック医薬品原料は、政策面の後押しなどで市場が着実に拡大しているため、中期的な成長力に注目したい。

  今期(12年11月期)通期連結業績についての会社予想は、売上高が前期比1.5%減の530億円、営業利益が同9.5%減の11億円、経常利益が同11.3%減の11.8億円、純利益が同57.1%減の7億円と、減収減益の見込みである。医薬品事業が薬価改定の影響を受け、化成品事業の表面処理薬品関連が低調な模様である。純利益については、負ののれん発生益が一巡することも影響する。ただし第2四半期累計(11年12月~12年5月期)は、医薬品事業で小泉薬品の株式を譲渡して連結対象外となったことや、化成品事業が低調だったため減収減益だったが、通期会社予想に対する進捗率は、売上高が48.6%、営業利益が57.4%、経常利益が58.1%、純利益が49.4%と順調な水準であり、営業利益に関しては上振れの可能性もありそうだ。配当は年間6円(第2四半期末3円、期末3円)の予想としている。

  株価の動きを見ると概ね170円近辺で推移していたが、6日には159円まで下落して、6月5日に付けた年初来安値に並んだ。終値ベースでは6月4日の161円を下回った。ただし特に個別の悪材料は見当たらず、市場全体の地合い悪化に引きずられた形だろう。6日の終値159円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS20円72銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回りは3%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS450円96銭で算出)は0.3倍台となる。

  週足チャートで見ると、26週移動平均線に押し戻される形で年初来安値圏に回帰した。足元は下値固めの局面だが、指標面の割安感には見直し余地があるだけに、売られ過ぎの印象も強くほぼ底値圏だろう。成長期待が高いジェネリック医薬品関連というテーマ性にも注目しておきたい。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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