【銘柄診断】レオパレス21は業容の改善が続いているが、もみ合い離脱には材料不足

2012年8月29日 15:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  レオパレス21 <8848> は6月以降、もみ合いが続いている。今2013年3月期の第1四半期決算は営業損失が14億2100万円と、前年同期の38億3100万円に比べ、大幅に改善した。

  季節的に第1四半期は赤字決算となる傾向にあり、その点を踏まえると決算内容はかなり好転していると言える。特に賃貸事業が入居率の改善、賃貸原価の見直しで粗利益率が改善し、前年同期の営業赤字から一転、黒字に転換したことが注目される。

  通期では営業利益80億円と前期比74%増の大幅増益を見込んでいる。賃貸事業で収益体質の確立を目指し、直営店などの積極展開や法人営業の強化などで平均入居率の改善を見込んでいる。

  建築請負事業は、高齢者施設や店舗など、新規領域への取組みを強化するが、アパートの供給抑制による完成工事高の減少などで、減収減益を余儀なくされる見込み。今期は無配を継続の見込みにあり、もみ合いを離脱するには今のところ材料不足の感が強いようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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