【アナリストの眼】株価出直りの東京エレクトデバイス、クラウド関連の新商材も寄与

2012年8月24日 13:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  半導体商社の東京エレクトロンデバイス <2760> は、株価が出直り感を強めている。半導体の需要回復期待やクラウド関連の市場拡大が材料視される可能性もあるだろう。

  7月27日に発表した今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)の連結業績は、売上高が前年同期比4.0%増の208億28百万円、営業利益が同46.7%減の2億69百万円、経常利益が同72.4%減の2億02百万円、純利益が同71.0%減の1億24百万円と減収減益だった。セグメント別に見ると、半導体・電子デバイス事業は増収減益だった。アムスク <7468> (JQS)からのTI社製品の事業譲受が寄与したが、カスタムICが低調だった。人員増に伴う経費増も利益圧迫要因だった。コンピュータシステム関連事業は減収減益だった。保守・サービスは順調だったが、企業のIT投資抑制の影響を受けてネットワーク機器やストレージ機器が低調だった。

  通期見通しについては前回(4月26日公表)の会社予想を据え置いた。売上高は前期比13.6%増の980億円、経常利益は同15.7%増の27億円、純利益は同71.7%増の16億50百万円としている。配当についても年間6600円(第2四半期末3300円、期末3300円)の予想を据え置いた。通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が21.3%、経常利益が7.5%、純利益が7.5%と低水準である。期後半からの回復を見込み、商圏拡大やクラウド関連のデータセンター向け新商材も寄与する模様だが、下振れに対する注意も必要だろう。

  株価の動きを見ると、8月6日に13万2500円まで下落する場面があったが、その後は反発した。日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して出直り感を強めている。23日の終値14万5000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万5566円04銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回りは4%台、実績PBR(前期実績の連結BPS22万0584円82銭で算出)は0.6倍台となる。

  週足チャートで見ると、11年秋以降は概ね13万円~15万円のレンジ相場だが、足元では26週移動平均線を回復し、レンジ上限に向けて出直り感を強めている。今期下振れ懸念を織り込んだ可能性も考えられる。目先的なターゲット水準はレンジ上限だが、半導体需要の回復期待やクラウド関連を材料視して、レンジ上限を突破する可能性もあるだろう。指標面の割安感も支援材料だろう(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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