【銘柄診断】野村ホールディングスは第1四半期は黒字を確保、営業基盤の強さを示す

2012年8月20日 15:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  野村ホールディングス <8604> がようやく底値圏浮上の態勢に入ろうとしている。日経平均が9000円台を回復、相場出直りを背景に証券株の指標性発揮に期待が回りつつある。

  公募増資を巡るインサイダー取引をきっかけに、トップの交代、金融庁への行改善報告書の提出と、一連の騒動にひとまず一区切りが付いたことも見直し買いを誘う要因になっている。

  7月20日申し込み現在では1億株を超えていた信用買い残は直近8月10日申し込み現在では9300万株台にまで減少、処分売りで需給も好転に向かいつつある。

  今2013年3月期第1四半期の業績は純利益で18億9100万円の黒字を確保した。色々な騒動に見舞われ、事前には赤字決算の見方も強かっただけに、改めて営業基盤の強さを示した決算であった。

  PBR0.5倍は、証券業界ナンバーワンの同社にとってはいかにも割安感が強い水準である。今年3月19日の高値は417円。訂正高の余地は大きい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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