世界最大規模の若手ファッションクリエーター発掘コンテストITSで、日本の鈴木一郎がグランプリ

2012年8月7日 10:30

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記事提供元:ファッションプレス


若きクリエイター達の才能の発掘と彼らのサポートを目的とした、世界最大規模のファッションコンテスト「ITS」(International Talent Support)が2012年7月13日、14日の2日間に渡りイタリア・トリエステにて開催され、ファッション部門の最優秀賞を日本人の鈴木一郎が受賞した。


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日本人が最優秀賞に輝いたのは、 2010年の西山高士以来、2度目となる。ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業したばかりの鈴木は、光学的トリックを取り入れたオップ・アート(op art)にインスパイアされ、伝統的なメンズのテーラードにパッチワークやプリントを施したコレクションを発表。その独創性が高い評価を得た。また、ファッション部門のメインパートナーであるディーゼル(DIESEL)から与えられるディーゼル賞は、リトアニアのマリウス・ジャヌサウスカス(Marius Janusauskas)が受賞した。「デニムで作るオートクチュール」というテーマを高い技術力と豊かな発想力で解釈し、その発想力や完成度の高さが受賞の決め手となった。



ITSは審査員として毎年著名なデザイナーやジャーナリストが参加することで有名だが、今回も、ディーゼルの創始者であり、オンリー・ザ・ブレイブ社代表のレンツォ・ロッソ、デザイナーのマーク・ファスト(Mark Fast)、アイター・スロープ(Aitor Throup)らが審査に関わった。今回世界中から集まった応募は1000以上。その中から、日本人ではファッション部門に諸永千亜希、ジュエリー部門に芦沢佳澄もファイナリストに選ばれていた。



URL:http://www.diesel.co.jp/news/detail.php?cat=1&id=138


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