ウェザーニューズ、お盆休み10日間の天気傾向を発表 「ゲリラ雷雨に要注意」

2012年8月7日 17:20

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 ウェザーニューズは7日、8月7日から8月16日までのお盆の天気傾向を発表した。ウェザーニューズによると、お盆期間は太平洋高気圧の勢力が弱く、湿った空気の流れ込みやすい状態が続く。このため、西~東日本を中心に天気が変わりやすく、ゲリラ雷雨に注意が必要だという。また、南の海上にある台風11号の動きによっては予報が大きく変わる可能性があるという。

 北日本は日差しの出る日が多いものの、10日頃からは前線が近づいて、にわか雨や雷雨の可能性があるという。その後も天気が変わりやすい予想で、「特に山のレジャーなどは、最新の情報をこまめに確認するようにしてほしい」と呼びかけている。昼間は暑い日が多いものの、道東の沿岸などは海から東寄りの風が吹く影響で、朝や夜はひんやりとした体感となる日もありそうとのこと。

 東日本は、晴れていても雲が出て、ザッと雨が降るなど変わりやすい天気となる見込み。山沿いだけでなく、市街地でもゲリラ雷雨の発生に注意が必要で、特に10日頃からは広範囲で雷雨になる可能性があるという。「蒸し暑い日が続くため、お出かけの際は汗拭きタオルを準備し、また、こまめに水分補給をするなど、万全な熱中症対策が必要」と注意を促している。

 西日本は、湿った空気の流れ込みやすい日が続くという。山沿いだけでなく、市街地でもゲリラ雷雨が発生しやすく、特にお盆休み本番の10日頃からは広範囲でゲリラ雷雨の可能性があるという。特に川のレジャーなどは、急な増水に警戒が必要とのこと。猛暑レベルの暑さはあまりないものの、ベタベタと不快な蒸し暑さが続く見込みとなっている。

 南西諸島は台風11号が去った後も湿った空気の影響で変わりやすい天気が続く予想。日差しがあってもザッと降る雨には注意が必要だという。台風11号は複雑な動きをする可能性もあり、強い風や高波が長引くことも考えられ、「海のレジャーは安全確認をしっかりと行ってほしい」と呼びかけている。

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