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【銘柄診断】三菱商事は今3月期業績未達懸念など悪材料こなし、好材料を迎える態勢に
三菱商事 <8058> の決算が8月2日に発表され、今2013年3月期第1四半期の業績は純利益が981億円と前年同期比15%減に見舞われた。
オーストラリアの鉄鋼原料炭事業における販売価格下落やストライキによる販売数量減などにより、稼ぎ頭だった金属部門の当期利益が急減したことが響いた。
今3月期の純利益5000億円(前期4538億円)の見通しは据え置いている。ただ、鉄鋼原料炭事業のストの影響が大きく、会社側では利益達成は困難さを増しているとしている。
第1四半期の進捗率も19%に過ぎず、業績未達懸念は拭いきれていない。しかし、決算発表日の8月2日の株価は大幅反発で応えた。豪州のストについてはロングランで報道されてきており、だから6月4日には1474円まで大きく売り込まれた経緯がある。
ストが終了するだけで同社にとっては大きな増益要因となる。長期的にみても、エネルギー供給構造の変化、世界的な人口増などを背景とする食料需給のタイト化への対応など、世界経済のグローバル化が進展する中、総合商社の機能の重要性は一段と高まる方向が予想される。既に悪材料をこなしきったことで、スト終結などの好材料には鋭く反応することが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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