【注目の決算発表】ソニーは業績下方修正・黒字転換幅縮小にADR安が重なり急反落

2012年8月3日 09:55

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ソニー <6758> は、寄り付きの売り気配から79円安の885円と売られて急反落、7月25日につけた年初来安値863円目前となっている。

  前日2日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示とともに、今3月期通期業績の下方修正・黒字転換幅の縮小を発表、前日の米国市場で、同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して85円安(円換算値)で引けたことも重なり、リスク回避売りが再燃している。

  3月通期業績は、期初予想より売り上げを6000億円、税引前純利益を400億円、純利益を100億円それぞれ引き下げ、純利益は、200億円(前期は4566億6600万円の赤字)と黒字転換幅を縮める。

  コンパクトデジタルカメラ、携帯型ゲーム機、パソコン、液晶テレビなどの主要製品の年間販売数量をすべて下方修正、前提の為替レートも、対ドルでは1ドル=80円前後と期初予想を据え置いたが、対ユーロでは1ユーロ=105円前後から100円前後に円高方向で見直したことが要因となった。

  同社は、前期業績を合計3回下方修正したが、この1回目をやはり前期1Q決算開示時に実施しており、悪夢再現も懸念されている。

  株価は、今期業績の黒字転換予想も黒字幅が市場コンセンサスを下回り、円高や世界同時株安にも直撃されて1000円台を割り、いったん1182円までリバウンドしたが、再び調整、年初来安値まで突っ込んだ。PBRは0.4倍と下げ過ぎを示唆しているが、再度、下値確認の仕切り直しとなろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【銘柄診断】パナソニックは前3月期をボトムに業績は回復期入りとの認識が強まる(2012/08/02)
【銘柄診断】サイバーエージェントは個人投資家の買いが流入し目先底入れの感触も(2012/08/02)
個人投資家向け企業情報 Media-IR(日本インタビュ新聞社)(2012/07/25)
IRソリューション 個人投資家向け企業情報 Media-IR(日本インタビュ新聞社)(2012/07/25)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事