マツダ、新型「Mazda6」を防府工場で生産開始

2012年8月2日 16:29

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 マツダは2日、5年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型「Mazda6(日本名:マツダ アテンザ)」の生産開始記念セレモニーを、防府第2工場(山口県防府市)にて行ったと発表した。セレモニーには、山内孝会長・社長兼CEOをはじめ、役員、組合代表、社員ら約500人が出席し生産開始を祝った。なお、生産第一号車はSKYACTIV-G 2.0ガソリンエンジン搭載車(欧州仕様車)ワゴンモデル。

 山内社長は挨拶の中で、「防府工場西浦地区の操業開始から30周年、2002年の初代『Mazda6』生産開始から10周年という記念すべき年に、新生マツダのフラッグシップモデル、三代目『Mazda6』の第一号車の生産を迎えられ、感慨深いものを感じる。ブランドメッセージ“Zoom-Zoom”を最初に体現した初代モデルの成功により、マツダのブランドイメージは飛躍的に向上した。このたび生産開始した新型『Mazda6』は、SKYACTIV技術や魂動デザインをはじめ、我々の持てる技術とこだわりを結集して開発した。世界中のお客様に強く支持され、マツダブランドのさらなる飛躍をリードする商品にするべく、マツダグループが心を一つにして新型車を盛り上げていこう」と述べた。

 新型「Mazda6」は、マツダ独自の減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」搭載第一弾となる商品。CDセグメントのクルマに求められる品格、様式、質感、快適性を備えながら、あらゆる領域でマツダDNAの核心「意のままに軽快に操る歓び」を追求している。2012年中に欧州・国内市場に、2013年初頭からは米国をはじめ他市場にも導入を予定しており、防府工場における生産台数は年間約12万台を計画している。

 なお、マツダは、8月29日から始まるモスクワモーターショーで新型「Mazda6」(ロシア仕様車)セダンモデルを世界初公開する。

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