【銘柄診断】ディー・エヌ・エーは個人の押し目買い流入、先行き不透明で強弱感は対立

2012年7月30日 20:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ディー・エヌ・エー <2432> は7月13日の戻り高値2254円からの調整が鮮明化している。

  サイバーエージェント <4751> (東マ)がコンプガチャ問題の影響で業績上伸に減速感が強まり急落に転じているにも関わらず、同社には下がれば個人投資家の買いが大量に入ってくる。リバウンドでもそれなりの値幅が出ることで、短期の戻り狙いの買いと思われる。

  コンプガチャ廃止により課金収入が伸び悩むのは避けられそうに無く、現在の事業モデルだけでは国内事業の収益急拡大は難しいと見られている。かといって、今の所それに変わる収益源は見つからない。

  一方、需給面では信用売り残の増勢がポイント。急騰してきた銘柄に売り向かい信用買い残が増えるのが通常の図式なのだが、同社の場合下げ過程で一貫して売り残が増えている。その重みが株価の下げに拍車をかけているのだが、直近7月20日申し込み現在では売り残351万株、買い残387万株の拮抗状態。ここらあたりの増減の動向が今後の株価の動向を見る上でのキーポイントになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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