【注目の決算発表】富士フイルムは1Q業績続落・低利益進捗率もADR高でカバーして続急伸

2012年7月30日 14:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  富士フイルムホールディングス <4901> は30日、85円高の1392円まで上げて続急伸し、7月26日につけた年初来安値1245円から底上げしている。

  前週末27日大引け後に発表した今3月期第1四半期(1Q)決算が、2ケタの連続減益で着地し期初予想の3月通期業績に対して低利益進捗率にとどまったが、27日の米国市場で、同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して17円高(円換算値)で引けたこともフォローして、悪材料織り込み済みとして下げ過ぎ訂正買いが増勢となっている。

  1Q業績は、前年同期比2%減収、27%営業減益、52%税引前純益減益、82%純益減益と落ち込み、今期通期業績対比の利益進捗率も、14~3%と目安の25%を大きく下回った。新商品の投入や新興国向けの拡販施策を強化したが、欧州の景気悪化による需要減少や、為替レートが、前年同期の1ドル=82円から80円、1ユーロ=117円から103円とそれぞれ円高となり、売り上げで112億円、営業利益で34億円の影響が発生したことなどが要因となった。

  3月通期業績は、為替レートを期初予想通りに1ドル=78円、1ユーロ=103円と想定して業績も据え置き、純利益を650億円(前期比48%増)と増益転換、配当も40円(前期実績35円)と連続増配を見込んでいる。

  株価は、年初来安値から円高一服、オリンパス <7733> を巡る経営統合思惑再燃で底上げした。PER10倍台、PBR0.3倍、配当利回り2.8%の下げ過ぎ訂正が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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