【銘柄診断】TDKは収益力アップへ転換進む、今3月期はV字型回復を見込む

2012年7月4日 16:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  TDK <6762> はここへきて再び底値探りの動きを余儀なくされるなど、低調な展開が続いているが、個人投資家中心に押し目買い機運が強まっており、リバウンド局面が近づいている感触だ。

  前2012年3月期は営業利益186億円と前々期比70%減の大幅な減益に見舞われたが、今2013年3月期の営業利益は570億円と、前期比3.1倍のV字型の回復が見込まれている。磁気応用製品の好調や構造改革の効果などがその要因。

  主力のHDD用ヘッドはタイの洪水でHDDメーカーが被災したことなどから需給はタイトな状態。ここへきてはクラウドに力を注いでいるデータセンター向けが伸びている。ただ、HDD業界は再編が進みHDDの内製化に進む企業が増えそうなことが株価の足かせになってきた。

  会社側でもコンデンサーなど受動部品を収益の柱に育て上げる方針で、中期的な展開に供えての準備が進んでいる。業績にらみの緩やかな訂正高相場を指向することになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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