【銘柄診断】丸紅建材リースは復興需要増による修正期待を支えに出直りの途に

2012年7月2日 15:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  丸紅建材リース <9763> は底値圏脱出の動きを鮮明にしてきた。低位仕手株人気に乗り1月31日に219円の高値を示現し、以後戻りを期待して高値圏で堅調な動きを続けていた。

  しかし、4月に入り下にブレークする局面に見舞われ、6月6日には120円の年初来安値にまで売り込まれた。

  同社は仮設資材リースの大手で、復興需要の増加に期待が集まっていた。実際、前2012年3月期は営業利益2億5600万円(前々期5億1300万円の損失)と大幅な改善を見せた。

  しかし、さらに復興需要が大きく伸びると期待された今2013年3月期について営業利益3億円、前期比17%増と、やや慎重な見通しが明らかになり、期待されていた分失望人気も大きく、見切り売りの広がりが意外なほどの下げにつながった。

  ただ、復興需要増加を踏まえ、アナリスト筋は増額修正の可能性が強いと見ている。今でもPERは0.7倍と低いだけに震災関連株の見直し人気に乗り着実な訂正高が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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