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【銘柄診断】日本郵船はV字型の回復を評価、信用売り残増加し需給はタイトに
記事提供元:日本インタビュ新聞社
日本郵船 <9101> は5月15日の193円、6月4日の188円でダブルボトムを形成、出直り波動に転換してきた。業績は、前2012年3月期の241億円の営業損失に対し、今2013年3月期は営業利益500億円へ大幅に改善する見通しにある。
定期船事業では、抜本的な航路網の再編を実施、足元では運賃水準が修復傾向にある。自動車船部門では前年度の災害の影響が解消し、輸送台数の増加が見込まれ、LNG船の輸送需要も旺盛で、物流事業ではアジアの堅調な荷動きを取り込むことなどが好業績の要因。
新造船の増加による需給バランスの失調が続いてきたが、そうした状況も最悪期を通過した。業績悪化のイメージが強いせいか、最近の戻りで信用の売り残が増加。直近6月8日申し込み現在では売り残671万株、買い残1375万株と拮抗してきた。
船舶需要悪化を見越して昨年3月19日の272円から長い整理を経験した後で、市場はもう悪い材料の織り込みを完了したと見ていい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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