【銘柄診断】ケンコーコムは５月度売上高が伸び率拡大も利益確定売りも交錯しもみ合う

　　ケンコーコム <3325> （東マ）は１１日、１０００円高の５万４０００円まで上げたが、後場は、もみ合いに変わり、５００円安の５万２５００円まで下げて前場安値近辺でもみ合い、前日変わらずで引けた。前週末８日大引け後に今年５月度の月次売上高を発表、伸び率が前月４月よりも拡大したが、利益確定売りが交錯した。

　　同社株は、今年４月、５月にそれぞれ３日間のストップ高を演じ、年初来高値７万１５００円まで急騰した。５月度の月次売上高は、前年同月比１４．７％増と連続のプラスとなり、プラス幅は前月４月の６．６％増より拡大した。

　　月末取扱商品数が１７万８９１９アイテム（４月は１７万７７３７アイテム）、訪問者数が６１２万人（同５４３万７０００人）、出荷件数が３３万４０００件（同３１万３０００件）とそれぞれ拡大した。

　　株価は、４月に東京高裁が、一般医薬品のネット販売禁止を違憲とする判決を出したことで３日間のストップ高を続けて６万４０００円まで買われ、５月は、楽天 <4755> （ＪＱＳ）との資本・業務提携で同様に３日間のストップ高で年初来高値まで急騰、５万１５００円まで大幅調整となったが、楽天向け第３者割当増資（６月１９日払込）の発行価額５万４９４３円を下回ったとして６万２３００円までまたまたストップ高した。値動きの荒い展開が続いているが、下値では急騰再現思惑は根強く底流しよう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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