【注目銘柄】日本カーバイド工業は整理一巡感を強める、電化との資本提携に期待

2012年6月6日 16:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日本カーバイド工業 <4064> は6月4日に年初来安値101円を示現したが、そこを契機に商いが盛り上がりを見せてきた。中低位仕手株人気に乗り、2月27日に142円の高値に買い上げられた後は、ほぼ一本調子の下げに見舞われていたが、ようやくにして底入れ、反転相場入りのニュアンスが生まれてきている。

  特に信用買い残が1月20日の677万株から5月25日申し込み現在の316万株まで54%も減少、需給面で軽い状態となっていることが注目点。6月1日申し込み現在では326万株へ増加、個人投資家の目が向かい始めていることも示している。

  5月15日に電気化学工業 <4061> と資本・業務提携を発表している。半導体向けセラミック基板の生産受委託などを柱に、提携の内容を今後詰める方針で、協業の効果が期待されるところ。半導体の生産復調で電子材料の販売数量が拡大し、膝関節治療薬も好調で機能・加工製品も増加。

  今2013年3月期は営業利益28億円と前3月期に比べ58%の大幅増益が見込まれていることも支援材料。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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