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JTは株式売出しを嫌い急続落、6月末株式分割銘柄の権利取りに暗雲?=浅妻昭治
JT(日本たばこ産業)<2914>(東1)は6日、9000円安の41万5500円と変わらずを含めて7営業日続落している。前日5日に財務省が・・・。[写真拡大]
【浅妻昭治のマーケット・トーク】
JT(日本たばこ産業) <2914> (東1)は6日、9000円安の41万5500円と変わらずを含めて7営業日続落している。前日5日に財務省が、東日本大震災の復興財源に盛り込まれている同社株式の売出しについて、主幹事選びの作業に入ったと伝えられたことを嫌い売り増勢となっている。
このため、権利付き最終日が6月26日に迫っている同社の株式分割(1対200)についても、権利取りの是非が急速に不透明化している。この株式売出しの影響は、同社株のみにとどまるものではない。6月26日に株式分割の権利付き最終日を迎える銘柄は、同社を含めて12銘柄を数えるからである。東証1部、新興市場、地方市場株など多彩だが、いずれもJTと同様に所属業界のトップ銘柄が多い。
新興市場では、楽天 <4755> (JQS)が、1対100の株式分割の権利付きだが、きょう6日は、600円高の8万1300円と3日ぶりに反発したあと、800円安と売り直されている。
株式市場は、6月に入って世界同時株安に見舞われ、日経平均株価、東証株価指数とも年初来安値を更新、先行きの大きなポイントは、6月17日のギリシャの総選挙と観測されているだけに、スケジュール的にも相場修復は、株式分割銘柄の権利取りからスタートするとも観測されていたが、権利付き銘柄の先行きに突然、暗雲が立ち込めてきてしまった。(執筆者:浅妻昭治 株式評論家・日本インタビュ新聞 編集長)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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