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一六堂は反落も名証セ銘柄はステージアップ期待で逆境に抵抗力?!=浅妻昭治

一六堂<3366>(東2・名2)は4日、東証2部では29円安の410円と4営業日ぶりに急反落し、5月14日に上場廃止を申請した名証2部では・・・。[写真拡大]
【浅妻昭治のマーケット・トーク】
一六堂 <3366> (東2・名2)は4日、東証2部では29円安の410円と4営業日ぶりに急反落し、5月14日に上場廃止を申請した名証2部では、前週末に名証2部上場後高値を更新したものの、値付かずと見送り商状となっている。
名証セントレックスから東証第2部・名証第2部への上場に伴う前期配当の記念配当増配、今2月期業績の続伸予想で割安修正買いが続いていたが、全般市場の急続落が響き利益確定売りが先行している。ただ、この名証セントレックス市場は、前週末1日にオウケイウェイブ <3808> (名セ)、21LADY <3346> (名セ)の2銘柄が、年初来高値を更新し、きょうも連続の高値更新と高人気が続いている。
世界同時株安が続き、日経平均株価が、4カ月半ぶりに8500円台を割る悪相場環境下、セントレックス市場上場の21銘柄のうち、2銘柄が年初来高値を更新することは、同市場の逆境抵抗力の強さを反映しているとも受け取れる。
もともと名古屋銘柄は、「石橋を叩いても渡らない」と堅実経営に定評があって好財務内容を誇り、不況には強い銘柄として逆行高する特性が注目されていたが、セントレックス銘柄が、このシンボル株として浮上していることになる。もちろんセントレックス銘柄は、新興市場株として玉石混交で、上場廃止猶予期間入りの銘柄や、株式公開買い付けが成立し整理銘柄に指定された銘柄もある。
ただ一六堂のようにセントレックスから東証第2部への上場などステージアップを図る銘柄も出ており、全般相場が波乱様相を強めれば強めるほど注目度も高まりそうである。(執筆者:浅妻昭治 株式評論家・日本インタビュ新聞 編集長)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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