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【銘柄診断】日立造船は足元低調だが環境はフォロー、株価指標も割安感が強い
記事提供元:日本インタビュ新聞社
日立造船 <7004> は年初来、高値圏で推移していたが、4月に入り整理局面入りとなり、5月は調整色を鮮明にしてきている。前2012年3月期は営業利益113億円と前々期比14.9%の減益となった。ただ、これも2010年12月に株式を取得したスイス企業のフル寄与によるもので、既存部門は低調に推移した。
従って今2013年3月期は営業利益128億円と前期比1%増の予想ではあるがかなり割り引いて考える必要がある。ただ、東日本大震災の津波被害により発生したガレキの処理はこれから本格化する見込みにあり、ごみ焼却炉に強みを持つ同社にとってはフォローの風が吹く。
このため、前期末の受注残高は4237億円と前々期比23%でスタートしたが、今3月期も、受注高は4000億円と前期比38%増への上乗せを見込んでいる。従って今3月期は現状の見通しをベースにどれだけ上積みできるかだろう。PER8.2倍、PBR0.8倍と、株価は割安感が強まる水準にまで下げてきた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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