【株式市場】ユーロ安の懸念続き全体に重いなか蛇の目ミシンなどは活況高

2012年6月1日 15:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■東証1部銘柄は17%が高い

  1日後場の東京株式市場は、全般弱もみあい。週末の海外でユーロ安・円高が進む可能性があり、日産自動車 <7201> が終値で5月21日以来の750円割れとなり、ソニー <6758> は2日続けて安値更新。半面、スマートフォン向けロボット好調と伝えられた蛇の目ミシン工業 <6445> などは活況高。東証1部の値上がり銘柄数は292銘柄(約17%)だった。

  日経平均は3日続落。後場は、一時8422円50円(120円23銭安)まで軟化し、終値は8440円25銭(102円48銭安)。終値での8500円割れは1月17日以来となった。また、東証1部全銘柄の時価総額型の平均株価であるTOPIX(東証株価指数)も3日続落となり、こちらは2日続けて年初来の安値。

  東証1部の出来高概算は、17億2458万株、売買代金は1兆434億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は292(前引けは313)銘柄、値下がり銘柄数は1273(前引けは1205)銘柄。

  また、東証33業種別指数で値上りした業種は2業種(前引けは3業種)にとどまり、高い業種は、医薬品、情報・通信のみ。値下がり率の低い業種は、保険、小売り、空運、不動産、食料品、など。

  一方、値下がり率上位の業種は、海運、石油・石炭、鉄鋼、機械、鉱業、電気機器、非鉄金属、電力・ガス、ガラス・土石、証券・商品先物、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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