【狙い場・買い場】小野建の利回り5%弱、PER5倍台、独自営業で着実に業績伸長

2012年5月29日 14:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  小野建 <7414> は、7円高の614円と小高い。去る、5月11日の安値600円で底打ち、その後、幾度か604~605円をつけるものの底堅く、どうやらチャートでいう「ダブル底」を形成した動きとみられる。まず、チャート面で注目できる。

  業績も良い。2013年3月期は、前期比4.7%増収、営業利益39.5%増益、純益42.3%増益、1株利益103.6円の見通し。配当は8円増配の年30円の予定。

  同社は鋼材、建設機材等の独立系商社。地域顧客に密着した営業を展開。とくに、優秀な財務体質で豊富な在庫によってニッチ商品でも即納の強さを誇る。 目下、短期的戦略と中期的戦略を掲げ業績のいっそうの拡大に取組んでいる。

  短期的戦略では「ひもつき市場への店売り手法による拡販」、太陽光関連設備の需要拡大に伴い「電気設備など従来営業テリトリー外だった業種への販売強化」、「鋼板類だけでなくパイプや形鋼など利幅の大きな商品の開拓」、「鉄鋼商品だけでなく拡大余地のある建材分野の強化」など。

  一方、中期的戦略では、「関東エリア向けの需要とともに東海地区の各種製造業向け需要及び高松から松山の瀬戸内沿岸の造船を中心とした需要の取り込み」に力を入れる。

  これらの結果、5年後の目標販売数量200万トン、ROE(株主資本利益率)を短期で5.0%((2012年3月期3.3%)、中期で6.0%を目指している。これらの目標数字から推測すれば2018年3月期には売上2000億円(前期1548億9300万円)、経常利益で40億円(同35億5000万円)程度が見込まれるだろう。

  610円台の株価は利回り4.88%、PER5.9倍。実質無借金で1株純資産は2229円と優秀。もちろん、復興関連需要も現れている。全般相場に自信の持てない今日、好内容の同社株は中期で絶好の買い場といえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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