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【銘柄診断】不動テトラは環境は良好だが、高水準の買い残減少が出直りの条件
不動テトラ <1813> は低調な動きが続いている。140円台でもみ合っていた株価が5月15日には98円まで一気に売り込まれ、やや調整色が強くなっている。
前2012年3月期は営業利益9億9700万円と前々期比12倍のV字型回復を達成。今2013年3月期も営業利益12億円と、前期比20%増益が見込まれている。ただ、それでも今3月期の1株利益は2.7円に留まる見通し。そうした利益水準の回復の鈍さが失望売りにつながっているようだ。
東日本大震災の発生直後から被災港湾でのガレキの撤去作業、緊急復旧用の消波ブロック型枠の提供及び発電設備増強や生産設備復旧のための緊急の地盤改良工事等、復旧・復興需要が増加していることが業績好調の要因。復興事業は来年から本格化する見通しにあり、全国的な防災事業についても需要の拡大が見込まれている。
同社を取り巻く環境は良好なのだが、株価面での問題は需給。直近の信用残のピークは3月23日申し込み現在の1916万株で、5月18日申し込み現在でも1649万株と高水準を保っている。たくさんの投資家が売りチャンスを探していることになり、このままの状態では出直り相場入りも難しい。整理基調が続きそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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